2023年11月DXへの取組みの現状について

令和5年5月5日に公表し環境の変化に合わせ改定してきた「DXへの取り組み」の進捗状況等について以下に公表いたします。下記には記載がないものの直近でOpenAI社のChatGPTのカスタムが容易に可能となるGPTsの発表や、MicrosoftがCopilot Studio を発表があり、AI活用の在り方がさらに大きく変わってきていることから、これらに向けた取り組みも組み入れて進めていきます。

DX推進における課題、進捗状況、今後の方向性

当社のDX推進における当面の課題と進捗状況、今後の方向性は、以下の通りです。なお、記載内容における将来に関する事項は、更新日現在において判断したものです。

全体最適の新システムのインボイス対応

投資部門における自動売買の会計対応のために、9月に部分最適化されたシステムを全体最適のシステムにつくりかえ、Notionでのチェックリスト運用を行うことで、既存の業務(取引の集計、仕訳、登録)で8時間以上かかっていた業務が概ね1時間~2時間以内で行えるようになりました。一方で取引先各社からのインボイス発行が企業により異なり、さらには間違いや記載に問題等があり遅れており現時点でも確認が完了できていない取引先があります。インボイスの集計基準が取引先により異なるため、これらを踏まえた会計方法について税理士様と相談しながら、自動仕訳のシステムに修正をかける必要が発生しています。当面は、このインボイス対応を含めた全体最適を行うシステムに改修するのが今後の方向性となります。

共通公開レポート

弊社が手掛ける投資事業に関して未公開企業の情報を一部整理したものを提供していくことを検討しておりますが、現状は構想のみで公開には至っておりません。既に類似のサービスもいくつかある中で、他と差別化を図りながら、自社活用できるデータ連携の仕組みを考えて公開していくことが今後の方向性となります。

コンサルティング先への情報提供

弊社ではDX推進の手段として、コンサルティング先との情報共有にNotionを活用することに決定し実際に運用しておりますが、そのうちの1社において弊社との共有状況や弊社兄弟会社(インベストメント・ファシリティーズ株式会社)での活用事例によって利便性を感じ導入検討をすることになり、弊社において同社向けのサンプル作成などを通した情報提供を行っています。知見を整理し、ベストプラクティスとなる形で、汎用的なレポート生成等を行っていく考えです。

令和5年11月16日
インベストメント・ビジョン合同会社
代表社員 島田 三義